2016年10月28日金曜日

日本留学ブーム:なぜ東大は中国人だらけなのか?中国人エリートは日本をめざす

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ダイヤモンドオンライン 2016年10月28日  中島 恵 [フリージャーナリスト]
http://diamond.jp/articles/-/105980

中国人エリートが米国よりも日本を留学先に選ぶのはなぜか

中国人エリートのなかで、海外留学先として日本の人気が徐々に高まっている。
日本では「欧米に留学する人が一流、日本には欧米に行けなかった人が来る」という印象を抱く人も少なくないようだが、実態は必ずしもそうではない。

■アメリカ留学はハイリスク、ハイリターン型

 日本の方が健康そうで幸せ?
 「中国人が留学したい国ナンバーワン? 
 そりゃ、何といっても、やっぱりアメリカです。
 アメリカの有名大学のキャンパスに行けば、中国人留学生がゴロゴロいます。
 でも、中国人にとって、アメリカ留学だけが幸せな選択肢じゃないですよ。
 私から見れば、日本に住んでいる友人のほうがずっと健康的で、幸せそうな顔をしています」

 以前、北京で知り合った中国人に連絡してみたところ、彼女は私に率直な意見を聞かせてくれた。
 中国の理工系大学のトップ、清華大学を卒業し、アメリカ東海岸にある一流大学の大学院に留学。
 現在はニューヨークのIT企業に勤務している28歳の女性だ。
 彼女は高校時代、東京都内の進学校に短期留学した経験があり、日本に住んでいる中国人の友人も多い。

 私は新刊『中国人エリートは日本をめざす』の執筆のため、今年の春から東大や早稲田など日本の有名大学の関係者に取材をしてきた。
 私が取材した中で、日本の有名大学を選ぶ中国人留学生は、中国人の中ではどちらかというとおっとり型、激しい競争を好まないタイプが多いと感じてきたが、アメリカ留学はどうなのか?
 アメリカ留学と日本留学の違いを取材してみようと思い、彼女にコンタクトしてみたところ、こんな声が返ってきたのだ。

 「アメリカ留学は一言でいえば、ハイリスク、ハイリターン型ですね。
 東海岸は白人が多いので、その中で黄色人種というだけでもプレッシャーですが、だからなのか、全体的にアグレッシブな中国人が多いんです。
 ハーバード、スタンフォードに留学するような人は、中国に住んでいるときから常に学年でトップクラスですから、プライドがものすごく高くて負けず嫌い。
 中国での競争をそのままアメリカに持ち込んでいる感じで、いつも顔が引きつっていて怖かったですね」

 「大学院の宿題はものすごく多くて、勉強以外に何もできないので、プレッシャーに強い人でないと生きていけないんです。
 そういう意味では、中国にいるときよりもさらに厳しい生活環境を覚悟しなければならない。中国人同士の足の引っ張り合いも、ものすごいんですよ」

■アメリカでは激しい中国人同士の競争
韓国ドラマも真っ青の悪質な事件も頻発

 中国人同士の足の引っ張り合いとはどういうことだろうか?
 今度は西海岸の有名大学大学院で学ぶ中国人男性にメールで話を聞いてみた。
 彼は上海の名門、復旦大学を卒業後、アメリカの大学院に進学。
 彼もまた、学部時代に京都の大学に交換留学した経験があり、日本の事情にも詳しい。将来はアメリカの大学で教職に就くことを目指している。

 「アメリカでの中国人同士の競争は、そりゃすさまじいですよ。
 最も激しいのは就職活動のとき。アメリカの大学は中国の学生から膨大な学費が入ることを想定して、博士課程よりも修士課程で修了する短期のコースを大量に作りました。
 金儲けのためです。
 いくつか、その筋で有名な“中国人御用達”の修士コースがあって、アメリカ留学を目指す中国人ならば名前はきっと知っていると思います。
 簡単に入学することができるんですよ。
 でも、そうして入った修士課程を修了した留学生が、ほぼ同時に就職口を争わなければならなくなってしまうのです」

 彼は言う。
 「アメリカの大手企業の就職試験は熾烈を極めます。
 海外でがんばる中国人同士なのに、ジョブフェアのイベントの日程が違う日に変更になった、と友人にわざとデマ情報を流したり、事故に見せかけてライバルに怪我をさせるように工作したり、友人が席を立った隙に友人のパソコンをたたき壊したり、ライバルのスマホを川に投げ捨てたり……、なんていうのは日常茶飯事。韓国ドラマも真っ青の悪質な事件も頻発しています」

 最悪、就職口を見つけられなかったら、留学生ビザが切れる前にアメリカ人と結婚させる中国人専用の斡旋ビジネスも横行している、というから驚きだ。
 想像しただけで息苦しくなってくるが、彼が在籍している大学の修士課程の95%は中国人で、右を向いても左を向いても中国人だらけ、日本の大学院の比ではないという。
 アメリカには一体どれくらいの中国人留学生がいるのだろうか。

 米国国際教育協会(IEE)の調査によると、
 14~15年度にアメリカで学んだ外国人は過去最多の約97万5000人だった。
 最も多いのが中国人で約30万5000人(日本人は約1万9000人)と、アメリカの留学生全体の3分の1を占める。
 (ちなみに、第2位はインド人、第3位は韓国人となっている。
 余談だが、インドは中国に次いで人口が12億9000万人と世界第2位なので留学者数が多いことも理解できるが、
 人口が日本の半分以下の約5000万人しかいない韓国人がこれほどまでにアメリカ留学していることは、注目すべきことだろう)

 やはり、中国人が真っ先に選ぶ留学先はアメリカなのだ。
 中国人の留学先の
 第2位はイギリス、続いて
 オーストラリア、
 カナダ、
 香港
の順となっており、
 日本はその次だ。
 日本への留学生は約9万4000人と、アメリカの3分の1以下となっている。
 オーストラリアやカナダは移民しやすいので、留学後の移民先としても中国人に人気がある。

 では、アメリカに留学するのと比較して、日本留学はどう思われているのだろうか。
 そして、日本留学した中国人はなぜアメリカではなく、日本を選んだのだろうか?

■優秀な中国人がアメリカを避けて
日本を選択するというケースも

 留学生たちの意見は、以前、
 東大の記事(「中国人エリートが東大留学する本当の理由」)や、
 早稲田の記事(「中国人エリートが慶應よりも圧倒的に早稲田を目指す理由」)
に詳しく書いたので一部割愛するが、アメリカにも留学経験があり、現在、東大で中国人留学生の指導も行っているある教授はこう語る。

 「自分が指導する中国人留学生に、アメリカ留学している中国人と大きな違いは感じません。
 アメリカだから一流、日本に来たからそうではない、とは必ずしもいえません。
 本人の適性や家庭環境などの問題もありますので。
 優秀な中国人がアメリカを避けて日本を選択する、というケースもたくさんあります」

 同教授によると、前述したように、アメリカに留学する中国人は、厳しい競争に巻き込まれることも覚悟の上で行くなど、強靭な精神力を持ち合わせていることが多いという。

 「それに、日本の学費はアメリカに比べて安く、中国との距離が近いことがメリットです。
 近場の旅行を『安・近・短(安い、近い、日程が短い)』と表現することがありますが、日本留学は『安・安・安(安心、安全、学費が安い)』といえるでしょう」

 「日本政府が留学生を積極的に受け入れる方針を取っていて、同じ漢字圏ということもあり、中国人は日本で成績上位者となりやすく、奨学金が取りやすい。
 しかも日本の学費はアメリカの私立大学の7~9分の1という安さ。
 それに、アルバイトも探しやすく、アメリカに比べれば、日本人は人種差別をしません。
 私が知る限り、中国人にあえて優しく対応してあげる教授も多いくらいです」

 「さらに、経済的な理由だけでなく、距離的に近いことは親を安心させる好材料で、私の研究室にいる女子学生は親から
 『アメリカは遠すぎるし怖い。日本ならば私たちもすぐに会いに行けるし、日本は夜道も安全だから』
と言われて留学を許可された、と聞きました」

 日本では
 「欧米に留学する人は一流、日本には欧米に行けなかった人が来るのだろう、と思い込んでいる人もいると思いますが、必ずしもそんなことはないですよ」
と教授はつけ加える。
 「日本に来る留学生は、確かに中国の進学校で1番だった、という超一流ではないかもしれないけれど、日本の住みやすさや日本文化を理解し、日本で落ち着いて勉強したいという性格の中国人で、そこそこのエリート。
 強いていうなら、1.5流といってもいいでしょう」

 つまり、多くの中国人が行きたがるアメリカではなく、あえて日本を選ぶ人は、激しい競争を好まない、控えめなタイプが多い。
 トップにはなれなくても、常にコツコツやるがんばり屋さんに向いているといえる。
 自分の専門分野に合った教授が大学にいるかどうかなど、自分にとって重要なポイントとなることをいくつか天秤にかけて、冷静に留学先を日本に定めている人が多いという。

■アメリカには中国人が多すぎる
日本留学はまだ希少価値

 数年前、東大修士課程を修了後、アメリカの博士課程に進学した上海出身の男性も、同様の意見を言っていた。

 「アメリカには中国人が多すぎて、アメリカ留学したメリットを感じにくくなっているのが現状です。
 そこで勝ち残っていくためには、少なくともトップ10以内の大学で優秀な成績を収めること。
 さらに、学力や努力以外のもっと別の才能や強力なコネも必要。運も深く関係しますね。
 アメリカで思い描いたようなキャリアを得られず、かといって、中国に戻って錦を飾ることもできないで、そのまま雲隠れしてしまう残念な“エリート崩れ”も数多くいます」

 「それに比べると、日本留学は、アメリカ留学に比べて人数が少ないので、9万人もいるとはいえ、まだ希少価値なんです」


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 希少価値というと「えっ? こんなに多いのに?」と日本人は思うが、『爆買い』中国人観光客同様、総体的に見れば、中国人は日本よりも欧米に行くことのほうが圧倒的に多く、まだまだ日本の魅力、日本留学のよさが中国人に完全に伝わっているわけではない。

 「今、日本に留学している中国人は、他人を押しのけてまで、という、まるで中国人の専売特許のような“戦闘モード”があまりない。
 日本に住んでいると日本のお国柄に似てくるのか、礼儀正しく、いい意味で“日本人化”している人が多いと思います」

 「日本ならば、最も進んだ研究分野で教授の右腕となることも可能だし、日本の研究者とのネットワークの構築もできる。
 何しろ同じ東洋人同士で、中国人と日本人は考え方が似たところがありますから。
 アメリカ留学に幻想を抱く中国人もいますが、日本留学にはアメリカよりもよいことがたくさんあり、日本は魅力的な国。
 そう考えている人が多いからこそ、今、日本を目指す中国人エリートが密かに増えているのではないでしょうか」



サーチナニュース 2016-10-28 08:25
http://news.searchina.net/id/1621779?page=1

日本で中国人技能研修生が減少、
働きに行くメリットがなくなった=中国メディア

 日本各地の工場などで働く中国人技能研修生の数が近年減少傾向にあるという。
 中国メディア・新華網は26日、日本で働く「うまみ」が薄れたことで、日本での就業を選択する中国人が減っているとする記事を掲載した。

 記事は、日本はかつて「多くの外国出稼ぎ労働者にとって良い目的地だった」と説明。
 整った環境や周到なサービスで、多くの中国人観光客を呼び寄せている日本だが、出稼ぎ労働という観点で見た日本の魅力は「以前ほど大きくない」とした。

 そのうえで、山東省で活動する出国労務サービス業界関係者が、
 「現在、日本への労務人員の応募状況は全体的に思わしくなく、どんどん集めるのが難しくなっている」
と語るとともに、その背景について
 「中国国内の賃金が高くなり、同水準の賃金であれば国内で働くことを選ぶ傾向が強くなっている。
 若い人は多少辛い仕事でも故郷を離れたがらない」
と説明したことを伝えている。

 さらに、この状況を裏付けるデータとして、日本の法務省が発表した在日外国人に関する統計データで、
 2013年に10万7174人だった中国人研修生の数が
 14年には10万93人、
 15年には8万9086人
と年々減少し、外国人研修生全体に占める中国人の割合も低下していることが明らかになっているとした。

 記事は、衆議院で25日に外国人技能研修生の対象職種を介護職にまで拡大する法案が可決されたことを紹介。
 より多くの外国人労働者を呼び込もうとする日本政府の動きに対して、業界関係者が
「日本への就労ブームが起こることは考えられない」とし、
「技術だけでなく厳しい日本語の要求も出てくる。
 今、中国国内でも介護職に就きたがる人がいないのだから、日本へ行って従事する人を集めるのはさらに難しそうだ」
と説明したことを伝えた。

 外国人技能研修生については、これまでにしばしば過酷な労働が指摘され、脱走して行方が分からなくなったり、自殺したりというトラブルが取り沙汰されてきた。
 この制度に対して良い印象を持っていない中国人も多いのではないか。
 そして、経済成長に伴う生活水準、賃金の上昇によって「わざわざ外国で辛い仕事しなくても良い」状況も加われば、中国人技能研修生が減少するのも不思議ではない。
 中国の経済成長は、日本国内の労働力確保にも少なからぬ影響を与えたようだ。



サーチナニュース 2016-11-01 07:27
http://news.searchina.net/id/1622067?page=1

入学しやすく能力がちゃんと身に付く! 
日本の専門学校の魅力=中国メディア

 学歴至上主義が根強い中国。
 専門学校に相当する学歴は、大学院卒はもちろん大学の学部卒より低く見られがちだ。
 しかし、学歴にこだわらず実務能力を身につけることを重視し、日本の専門学校を格好の留学先とするケースも出始めているようだ。
 中国メディア・大学網は28日、
 「日本の専門学校はどうしてこんなに人気なのか」
とする記事を掲載した。

 記事は、中国の学生が日本の専門学校に注目し始めている理由について6つの点から紹介。
1つ目は、「就学期間が2−3年と短い一方で、就職率が非常に高い」点を挙げた。
 日本で仕事をしたり、就労ビザを取得して長期滞在したりするビジョンを持っている留学生にとってはメリットがあるとした。

2つ目は、「学生の能力育成により重点を置いている」点だ。
 大学は理論や知識の養成に主眼が置かれ、就職後に実務能力の不足に気づくことになるが、専門学校では、より学生の実務能力育成が重視されており、専門的なカリキュラムが組まれていると説明した。

3点目は、「専門学校が網羅している分野が非常に広範である」という点。
 医療福祉や保育、料理、観光、各種デザイン、映像・音響、マンガ・声優、自動車、経理など自分の興味に合わせた分野を選んで学習することができ、その幅は大学の専攻よりも広いとしている。

残りの3点は、
★.「卒業後、大学院などに進んで更にその道を深めることができる」、
★.「大学に比べて入学要件が低く、入りやすい」、
★.「留学ビザ取得要件も低く、日本語能力さえあれば申請が可能」
といった点を挙げて解説した。

 日本の専門学校の魅力は、なんといっても数えきれないほどの分野の学校があるところではないだろうか。
 そして、より「働くこと」を意識したカリキュラムによって、まじめに励めばすぐに使えるような技術や知識が身に付くことも、実利性を求める中国人留学生にとってはありがたい点と言えそうである。



Record china配信日時:2016年11月13日(日) 0時20分
http://www.recordchina.co.jp/a154982.html

なぜ!?
日本に留学する人がますます増えている理由―中国メディア

 2016年11月10日、捜狐教育によると、日本へ留学する人がますます増えているという。
 英コンサルティング会社Quacquarelli Symonds(QS)が発表した「留学に適した都市ランキング」で、東京が昨年から4つ順位を上げて3位にランクインした。
 このランキングは、世界50都市の大学生を対象に行った調査に基づき、国際的な視野や保護者の安心感、就職状況、生活コスト、卒業生の競争力などを数値化してランク付けしたもの。

 東京のほか、京都、大阪、神戸はいずれも昨年から大きく順位を伸ばして21位タイとなった。
 記事は「こうしたデータから、日本留学が人気であることがわかる」と指摘。
 その理由について、
 「ビザ発給率が高いこと」
 「滞在費や学費が安いこと」
 「交通が便利なこと」
 「アルバイトがしやすいこと」
 「奨学金制度が整備されていること」
を挙げた。

 また、日本の大学を受験する中国人学生も増加している。
 15年時点の中国人留学生の数は9万4000人で、外国人留学生全体の「45%」を占める。
 日本では中国人学生のための予備校もあるといい、「爆留学」という言葉まで生まれているという。
 背景には、アニメなどの日本文化に興味を持つ若者が増えていることや、中国国内の競争のし烈さもあるようだ。

 このほか、日中両国の大学の協力・交流活動がますます盛んになったことで、留学のルートが多様化。
 日本政府も2008年に「留学生30万人計画」を打ち出すなど、受け入れに積極的であることも関係している。
 2020年の東京五輪に向け、今後ますます留学生が増えるとみられる。



サーチナニュース 2016-11-18 07:17
http://news.searchina.net/id/1623299?page=1

中国人の「日本留学ブーム」はいつ、そしてなぜ始まったのか=中国

 日本学生支援機構によれば、2015年5月1日時点で、日本に留学していた中国人学生の数は9万4111人に達した。
 一方、経済協力開発機構(OECD)の統計によれば、中国に留学していた日本人学生の数は13年時点で1万7226人だった。

 唐や随の時代において、中国は日本の師であったが、現代における留学生数の統計を見ると、日本から学ぼうとする中国人の数のほうが多いことがわかる。
 中国メディアの今日頭条は16日、中国人の「日本留学ブーム」はいつから、そしてなぜ始まったのかというテーマについて論じる記事を掲載した。

 記事は、中国人の日本留学ブームは日清戦争における「敗戦」がきっかけだったと説明し、日清戦争の敗戦や1901年9月に八カ国連合軍によって強制的に北京議定書に調印させられたことが原因で、当時の中国人は「亡国の危機」を感じたと説明。
 さらに当時の中国の知識人たちは、「日本は西洋から学び、成功を収めていた」ゆえに、遠い西洋に留学するより日本に留学して学ぶことが国家を救うための近道であると判断したと紹介。
 当時の中国人たちは「強敵を師と仰ぐ」道を選択し、この時から中国人の日本留学ブームが始まったと説明し、この留学ブームは今なお続いているとの見方を示した。

 日清戦争当時の中国には大国としての驕りがあったのだろう。
 しかし、「亡国の危機」という強烈な危機感に迫られ、戦争に負けた相手であることなどなりふり構わずに日本を留学先として選択するブームが始まった。
 中国は近年、製造業の高度化に向けて「匠の精神」の育成を目指す姿勢を見せているが、日本のものづくり精神を学ぶために日本に留学する学生も今後は増えてくるかもしれない。



サーチナニュース 2016-12-01 16:13
http://news.searchina.net/id/1624298?page=1

どうして「日本留学」が中国人にとって「超人気商品」になっているのか=中国メディア

 「爆買い」が日本で新語・流行語大賞に登場してから、はや1年。日本人の想像を超える中国人の消費活動に「爆」を付けて表現することが多くなった。
 中国語にも「爆款」という言葉がある。
 これは「爆発的人気商品」を指すものだが、中国メディア・今日頭条は30日、
 日本が留学における「爆款国」になっている
とする記事を掲載した。

 記事は、商品に「爆款」があるように、チャットアプリ上ではみんなに良く使われる「爆款文」があるとしたうえで、「留学にも『爆款国』がある」と説明。
 どうして多くの人が日本への留学をしたがるのか、と疑問を提起したうえで、その理由について解説している。

 まず、「爆款」商品が生まれるのと同じ原理で、日本留学が低価格高品質でコストパフォーマンスに優れていると説明。
 大学では留学生専用の奨学金があり、アルバイトをして生活費の一部を稼ぐことも可能、それでいて教育のレベルも欧米に引けを取らない、それゆえ多くの留学生に喜ばれているとした。

 次に、ネット上での「爆款文」同様に「同じ東アジア文化圏である日本に、共感できる部分が多いため」という理由を挙げた。
 文化的にも飲食などの生活習慣的にも、他の国よりもスピーディーに適応できるほか、日本のアニメ文化やドラマ、映画、スターなどに対する共感や強い興味が留学生を日本に引き込んでいると解説した。

 さらに、美食や美観など、日本国内にはありとあらゆる「美」が充満している点についても言及。
 四季折々の美しさ、食べ物の美味しさに加えて、街の清潔さ、そして人情の美しさが、留学生たちの美に対する欲求を満たしてくれる大きな魅力になっているとの見方を示している。

 距離的な近さも、多くの中国人学生が日本を留学先に選ぶ理由の1つと言えるだろう。
 少子高齢化が進む中で日本の大学は学生集めに奔走している。
 その重要な「資源」は、中国など外国からやって来る留学生たちだ。
 今後さらに、留学生が日本を訪れやすい、そして、学生生活を快適に過ごせるような環境が整備されていくことだろう。



Record china配信日時:2016年12月1日(木) 18時50分
http://www.recordchina.co.jp/a156150.html

日本留学が爆発的人気の理由、
コスパだけではないその魅力を解剖!―中国メディア

 2016年11月30日、中国メディア・東方網は
 「留学先として爆発的人気の日本、その原因とは?」
と題し、日本留学が中国人に人気な理由について伝えた。

 爆買いの対象になる商品の多くがコストパフォーマンスに優れていると同じように、日本が留学先として人気が高いのはやはりコストパフォーマンスが良いからだ。
 日本の学費は高過ぎず、留学生を対象とした奨学金制度も充実している。
 一方で、その教育の質は欧米に肩を並べているため、広く留学生に受け入れられている。

 日本の文化も中国人留学生を引き付ける要因の1つ。
 日本のアニメや漫画は中国の若者に影響を与えており、日本のサブカルチャーに憧れを抱く中国人も少なくない。
 さらに、日本のドラマや映画、アイドルも中国人を引き付ける要因となっている。

 日本は驚きと美があふれている国。
 グルメ、景色、人情はどれも素晴らしい。
 とりわけ、日本の春の桜と秋の紅葉は有名で、留学すればこの美景を目にすることができる。
 日本のレストランでは味覚的なサプライズを体験することだろう。
 こうした原因により、日本は留学先として高い人気を獲得しているのだ。



サーチナニュース 2016-12-01 20:07
http://news.searchina.net/id/1624317?page=1

日本で部屋を借りやすくなった中国人留学生、過去の経験者「考えられない!」 =中国メディア

 中国経済の急成長に伴う中国人の生活水準向上に伴い、日本で生活する際に中国人が抱えてきた問題が過去のものになりつつある。
 中国メディア・環球網は11月30日、日本で中国人が部屋を借りる際の状況が大きく変化したことについて、「想像もできなかった」とする記事を掲載した。

 記事は、東京・新宿の街頭では「外国人向け」、「外国人歓迎」と書かれた不動産会社の看板をしばしば見かけると紹介。
 東京全体の不動産市場が中国人に開放されつつあり、多くの不動産会社が中国語版サイトを立ち上げ、中国語のサービス提供をうたっているとしたうえで「これは、十数年前では想像できなかった」と伝えた。

 そのうえで、2004年に東京で部屋を借りる際には非常に面倒な段取りが必要だったと説明。
 まず、大家が外国人に貸す意思のある物件を探すのに難儀し、部屋が見つかると今度は非常に細かい担保の資料の提出を求められたと紹介した。
 しかし現在では「不動産会社がすぐに内見を手配してくれ、その日のうちに満足のいく部屋が見つかる。翌日には手続きが済み、3日目には部屋のカギが手に入る」とし、「これほど効率の良い中国人向けサービスが実現するとは、これまで考えもしなかった」と評している。

 さらに、部屋を借りるのが楽になったばかりではなく、中国人留学生が直接日本の部屋を買うケースすらあると紹介。
 ある不動産会社の日本人スタッフが
 「中国人留学生は本当にお金を持っている。ローンを組まずに全部払っちゃうんだから」
と感嘆したことを伝えた。

 記事はその一方で、外国人に対してなおも偏見を持っている大家も一部にはいるという不動産業関係者の話を紹介。
 本当に支払い能力があるかどうかを確かめるために「面接」を求める大家もいると伝えた。
 また、現在はベトナムからの留学生が増えているが、一部の不動産会社ではベトナム人が賃借する際の審査を特に厳しくおり、「まるで10年あまり前の中国人留学生に対するようである」とした。

 日中両国間の関係の変化が、さまざまな部分で具体的に表れつつある。
 中国人留学生が日本に留学しやすくなり、部屋も借りやすくなったというのはその事象の1つに過ぎない。
 留学生を「受け入れる」から「来てもらう」への変化も然りだ。
 変化を加速させたのは紛れもなく中国の急速な成長、台頭である。
 もはや「これまではそうだった」という考えは通用しなくなりつつある。
 日本は、中国や中国人との新しい付き合い方に慣れていかなければならない。




【身勝手な大国・中国】



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