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Record china配信日時:2016年11月14日(月) 17時50分
http://www.recordchina.co.jp/a155012.html
中国の水質汚染が深刻化、
背景に「2つの重圧」―シンガポール華字紙
2016年11月13日、参考消息網によると、8日付のシンガポール華字紙・聯合早報は、中国で水質汚染が深刻化している背景に、農業用水と工業用水という二つの重圧があると伝えた。
中国の7大流域にある主要河川の汚染は深刻な状態が続いている。地下水も8割が汚染され、飲用水にできない状況だ。
主要河川は有機汚染が常態化し、主要湖沼では富栄養化が加速している。
とりわけ、東北地方の遼河、長江と黄河の間を東西に流れる第3の大河の淮河、黄河、北京市や天津市、河北省を流れる海河では、下流域の70%超が汚染されている。
地表水が汚染されることで地下水も汚染される。
中国水利部の発行する「地下水動態月報」によると、
2015年に中国各地で2103カ所の地下水を調べたところ、80.2%が飲用に適さないことが分かった。
水質汚染の影響は、都市部だけでなく農村部にも及んでいる。
中国で水質汚染が深刻になっている背景には、農業用水と工業用水という二つの重圧がある。
中国は化学肥料の使用量が世界で最も多い国の一つとされ、
過剰な肥料が土壌に残留し、水質にも影響している。
また、工場排水は監督・管理するシステムが不十分で、有毒・有害な物質を含む大量の廃水が次々に河川に垂れ流されている。
中国の淡水資源は世界全体の7%を占めるが、人口過剰に加え、水資源の分布が偏っていることから、国内の都市の3分の2が水不足に陥っている。
水質汚染が問題をより深刻にしており、農村部は経済条件が劣ることから、対策はさらに難しいものとなっている。
政府は、北部の水不足を解消をするため、2014年から南部の水資源を北部に送る「南水北調」プロジェクトをスタートさせたが、それでも問題解決には至っていない。
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Record china配信日時:2016年11月22日(火) 10時10分
http://www.recordchina.co.jp/a155661.html
中国で河川、湖、地下水の汚染が深刻、
「人が触れられない」状況も―英メディア
2016年11月21日、英BBC(中国語電子版)によると、中国環境保護部はこのほど発表した報告書で、「中国国内の多くの地域で河川、湖など水源の水質が急速に悪化している」と指摘した。
中国の監視機関によると、長江中流域のある省では河川の水の5分の1が汚染で使えない状態という。
中国西北部の寧夏回族自治区では、汚水収集管の整備が進まず、毎日6400トンの生活排水が処理されないまま、川に流されているという。
中国では特に地下水汚染が深刻だ。
報告書によると、
★.国全体の3分の2の地下水、
3分の1の地上の水が
肥料の流入や重金属による汚染で「人が触れられない」状況にあるという。
中国環境保護部の趙英民(ジアオ・インミン)副部長はこのほど会見し、
「まだまだ解決しなければならない問題が多くある。
国全体では状況が改善されているが、一部の地域では悪化している」
と述べた。
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サーチナニュース 2016-11-28 07:13
http://news.searchina.net/id/1623880?page=1
なぜだ! どうして日本の川はこんなに美しい水質を保てるのか=中国メディア
急速な経済成長を遂げた中国において、環境汚染が深刻な社会問題としてクローズアップされるようになってからすでに久しい。
中国新聞網の18日付報道によると、中国政府・環境保護部の副部長が同日
「現在全国の水環境は総じて向上しているが、状況は依然厳しい」
とのコメントを発表した。
中国はまさに今、長期に及ぶ汚染との戦いの真っ只中にいるのだ。
中国メディア・今日頭条は24日、水質の高い日本の河川を紹介し、その美しさを保つ秘訣について考察する記事を掲載した。
記事は、今年7月に国土交通省から発表された2015年の「全国一級河川の水質現況」において、「水質が最も良好な河川」の1つに選ばれた四国地方を流れる仁淀川の写真を紹介。
「日本の河川の流れがこんなにきれい。
彼らはどんな方法を使って、川の水をこれほどきれいに保っているのだろうか」
と疑問を提起した。
そのうえで、疑問を解決するヒントとして4つのポイントを紹介。
★.1つ目は日本の森林カバー率が高いことを挙げた。
10年における森林カバー率で日本は68.5%を記録、
かたや中国は21.6%と3分の1以下に留まっていることを紹介。
森林は水源を育て、空気や水質を浄化する作用を持っており、国土全体に対する森林のカバー率が高ければ自ずと水もきれいになると説明している。
★.2点目は、明治期以降に起こった産業革命や急速な経済成長の副産物として生じた環境破壊を経験し、そこから環境の再生と保護の意識が高まったことだ。
1960年代より環境汚染対策を始めた日本では森林の再建も提唱され、森林カバー率が急速に回復していったと紹介した。
★.3つ目は、政府の大々的な環境保護の政策や活動によって、国民の環境保護意識がより深まっていったこと。
★.4つ目には河川の落差が大きく川の流れが急になり、水の動きが活発である点
を挙げている。
記事が特に訴えたいのはやはり、1つ目から3つ目の点だろう。
森林は水を育てるだけでなく、良質な土壌も育む。大規模に伐採すれば、肥沃な土も失うことになってしまうのだ。
見栄えだけを考えてペンキを塗ってごまかすなどもってのほかであり、地道な植林作業が必要だろう。
そして、深刻な環境汚染を反省し環境保護へとシフトしようとする状況は、まさに今の中国社会に重なる。
中国人観光客が多く訪れる浅草寺のすぐそばを流れる隅田川も、かつて悪臭を放ち魚も住めない「死んだ川」から復活した経験を持つ。
黒、赤、白と様々な色に染まってしまった河川を元の澄んだ水に戻すべく、国や地方行政が真剣に対策を講じ、市民の環境保護意識がさらに高まることを願いたい。
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