「金食い虫」は2つある。
宇宙開発と軍事開発である。
ソ連は宇宙開発の先駆けであったが、アメリカが追いかけてきたときに、それをやめた。
負担に耐えられなかったからだ。
ソ連もスパースシャトルに挑戦したが、費用が続かなかった。
ソ連はお金を軍事(ミサイル攻撃防衛:宇宙戦争と言われている)にかけた。
レ-ガノミックスでアメリカのレーガンはソ連を軍事拡大戦争引き込んで経済パンクを誘発させた。
これによってソ連は解体され、ロシアに収縮してしまった。
中国はどうだろう。
宇宙、軍事、ただ長いだけの天文的赤字を垂れ流す高速鉄道とリニア鉄道開発、一帯一路という幻影に取りつかれた周辺諸国へのバラマキのとめどもない拡張など上げればきりがないほどにお金が消えていく。
札束印刷機という異名をとる中国だが、永久にそれが続くはずもない。
どこかで、ポシャル。
それがいつかはわからない、だから賭けに出てくる。
宇宙は特に見返りがない金食い虫である。
せいぜいのところ、国威高揚という腹の足しにならないカスミである。
オバQならそれもいいが、国家はカスミを食べるだけでは生きていかれない。
中国の基本思想は『大きいことはいいことだ』であるが、宇宙は国家を超えて大きい。
そこに金を注ぎ込むことは、太平洋にインクを一滴たらすみたいにものになる。
『軽薄短小』の日本スタイルのほうが効率がいいかもしれない。
もちろん中国人は効率はあまり考えない民族ではあるが。
『
Record china配信日時:2016年11月6日(日) 11時0分
http://www.recordchina.co.jp/a154353.html
日本と中国のロケット技術はどちらが上か、
新型長征ロケットで日中逆転―米華字メディア
●3日、米華字メディア・多維網は記事「長征5号ロケットの打ち上げ成功、日中のロケット技術レベルはどちらが上か」を掲載した。写真は9月2日、天津市のロケット産業化基地で製造中の長征5号ロケット。
2016年11月3日、米華字メディア・多維網は記事
「長征5号ロケットの打ち上げ成功、日中のロケット技術レベルはどちらが上か」
を掲載した。
1970年2月、日本は人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功し、旧ソ連、米国、フランスに次ぐ世界4番目の人工衛星打ち上げ国となった。
その2カ月後、中国は人工衛星「東方紅1号」の打ち上げに成功している。
日中の宇宙開発史はほぼ同時期にスタートしたわけだ。
しかし日本は米国との技術協力を進める一方で国内での技術開発も続け、1994年には当時世界最先端の性能を誇るH2ロケットの打ち上げに成功。
中国を大きく引き離した。
一方の中国はロケットの打ち上げ実績こそ積んできたものの、エンジンは1960年代の技術。
ロケット全体の設計にも大きな変化はなく、日本との技術格差は大きかった。
11月3日、中国は海南島・文昌発射場から「長征5号」を打ち上げた。
H2ロケットと同じく、液体水素と液体酸素を推進剤とする新型ロケットによって中国の技術は飛躍的な成長を遂げた。
低軌道への打ち上げ能力は25トンと世界トップクラスを誇る。
日本のH2Bロケットをはるかに上回るばかりか、2020年打ち上げ予定のH3ロケットをもしのぐ能力となっている。
中国の新型エンジンYF-77の推力、比推力はいまだに日本のLE-7には及ばないが、さらに強力なエンジンの開発が進められている。
完成すれば中国のロケットエンジン技術は日本を上回り、ロケット技術全般でも日本を追い抜くこととなるだろう。
』
『
2016.11.3 23:40 (共同)
http://www.sankei.com/world/news/161103/wor1611030078-n1.html
中国が新世代ロケット「長征5号」を打ち上げ
強力な推進力でペイロード25t
中国国営中央テレビによると、中国は3日夜、新世代の運搬ロケット「長征5号」を海南省(海南島)の海南文昌衛星発射センターから打ち上げた。
初の打ち上げ実験で、6月に打ち上げに成功した「長征7号」とともに、今後の宇宙開発の主力を担うロケットとなる。
習近平指導部は2030年までに米国、ロシアと並ぶ「宇宙強国」入りを目指し、宇宙開発を自らのスローガンである「中国の夢」の一部に挙げている。
今回の打ち上げにも、国威発揚を一層図る狙いがある。
中国メディアによると、長征5号は全長約57メートル、重量約800トン。
宇宙ステーションで使われる低軌道に約25トン、静止軌道に約14トンの物体をそれぞれ搭載でき、中国最大の推進力を持つ。
汚染物質を排出しない液体水素燃料を使用し、後継ロケットが有人月探査や火星探査などで使うという。
』
『
Record china配信日時:2016年11月30日(水) 6時10分
http://www.recordchina.co.jp/a156363.html
米中の宇宙開発競争が激化、真の「勝ち組」は日本―米メディア
2016年11月29日、ブルームバーグは、米中の宇宙開発競争が激化する中、最大の勝ち組になるのは日本だと指摘した。
環球時報(電子版)が伝えた。
米中が史上初の火星有人探査の実現で火花を散らしている。
一方、宇宙探査で実績のある日本は別の道を進んでいる。
低コストでの探査を実現することで、宇宙での任務をより有意義にしようとしているのだ。
日本の宇宙開発予算は米航空宇宙局(NASA)の10分の1に過ぎない。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究はNASAより実用的だ。
例えば地殻変動を衛星から観測して火山の爆発、地震の予知研究に用いたり、宇宙観測をがんの治療薬開発に結びつけたりしている。
日本の目標は「火星に到達」ではないのだ。
英メディアは「日本は限られた予算の中、科学技術、宇宙開発分野で多くの成果を挙げている」と伝えている。
』
『
HARBOR BUSINESS Online 12/6(火) 16:20配信 鳥嶋真也
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161206-00119974-hbolz-soci
JAXA、世界最小の衛星打ち上げロケットを開発
今年度中の打ち上げ実験に挑む
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月22日、開発中のロケット「SS-520-4号機」の記者説明会と、それに搭載される超小型衛星「TRICOM-1」の報道公開を実施した。
★.SS-520-4号機は、従来から運用されている観測ロケットSS-520を改修し、人工衛星を打ち上げられるようにしたロケットで、(図らずも)「世界最小の衛星打ち上げロケット」になろうとしている。
打ち上げは今年度中に、JAXA内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から行われる予定となっている。
この小さなロケットで、JAXAは何を目指しているのか。
今回はロケット編。
◆「人工衛星打ち上げロケット」と「観測ロケット」
「ロケット」という言葉を聞くと、漠然と「宇宙へ向かってまっすぐ飛んでいく機械」という印象がある。
★.「人工衛星打ち上ロケット」と
★.「観測ロケット」
の、大きく2種類がある。
「人工衛星打ち上げロケット」というのは、文字どおり人工衛星を打ち上げるためのロケットで、有名な米国のスペース・シャトルや、日本のH-IIAロケットなどがこれにあたる。先端に載せた人工衛星を、秒速7.9kmという途方もない速度にまで加速させ、地球の周囲をまわる軌道に投入する。
一方、「観測ロケット」は、人工衛星を打ち上げることはできない。
地球からほとんどまっすぐ上に向けて飛ばし、
高度だけは宇宙空間(高度100km以上)に到達す
そのまま放り投げたボールのように落ちてくる。
ちなみに英語だとSounding Rocket、もう少し広い定義だとSub-Orbital Rocketなどと呼ばれる。
両者は目的によって使い分けられる。
人工衛星打ち上げロケットは文字どおり、通信や放送、気象観測などを行う人工衛星を打ち上げるときに使われる。
一方の観測ロケットは、人工衛星を使うほどでもない宇宙観測や実験を行う場合や、人工衛星だと落下してしまうような上層大気に重点を置いた観測、あるいは上空から宇宙にかけて”縦”方向に観測したい場合などに使われている。
観測ロケットのほうが安価で打ち上げやすいというメリットはあるものの、基本的にはどちらが上、下ということはなく、単に宇宙のどこを、どのように観測したいか、という目的によって使い分けられていると言ったほうが良い。
◆日本の観測ロケット
世界の宇宙機関の多くは、人工衛星打ち上げロケットと観測ロケットの両方を保有しており、目的によって使い分けている。
日本も、H-IIAとH-IIB、イプシロンといった人工衛星を打ち上げるロケットを運用する一方で、
さらに「S-310」と「S-520」、そして「SS-520」の、3種類の観測ロケットを保有している。
S-310とS-520は、JAXA宇宙科学研究所(旧東京大学航空宇宙研究所)が開発し、IHIエアロスペース(旧日産自動車航空宇宙事業部)が製造している。
S-310のほうが小型で、1975年の誕生以来、これまでに51機が打ち上げられている。
S-520はS-310より大きな観測ロケットで、より重い観測装置を、より高い高度へ飛ばすことができ、1980年以来これまでに29機が打ち上げられている。
SS-520は、S-520の上に小さなロケットを追加で載せて2段式にし、さらに高い高度へ飛べるようにしたロケットで、1998年と2000年に2機が打ち上げられ、両方とも成功している。
これら観測ロケットの実験、試験によって、高層大気や宇宙空間で起きている、謎の多いさまざまな現象の解明の手がかりになったり、将来的に人工衛星や宇宙探査機で使うための新しい技術につながったりなど、多くの成果が残されている。
◆「SS-520」を衛星打ち上げロケットに
ところで、観測ロケットと衛星打ち上げロケットは、単純に目的が違うというだけで、不可分なものではない。
たとえば観測ロケットの上にロケットを追加するなどしてスピードを出せるようにすれば人工衛星を打ち上げることができるし、
逆に衛星打ち上げロケットをまっすぐ真上に向けて飛ばせば観測ロケットになる(もっとも、後者は無駄ばかりで意味がないので実際に行われることはない)。
実はSS-520も、さらにその上に小さなロケットを追加して3段式ロケットにすることで、超小型の人工衛星を打ち上げられる潜在能力をもっていた。
これまではあくまで机上の空論止まりで、関係者自ら「都市伝説のようなもの」と語るほどのものだったが、ここにきてついに、その構想が実現することになったのである。
この計画は、経済産業省から採択を受けた「民生品を活用した宇宙機器の軌道上実証」という事業として実施された。
そのためロケットの開発にも、バッテリーに民生品を使ったり、機体の一部を炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のケースを使うなど、民生技術が多く取り入れられている。
この事業の予算は2年間で4億円。
ただしこれがロケットの打ち上げコストというわけではなく、あくまでSS-520で人工衛星を打ち上げるのに必要となる第3段ロケットの開発と、その他の細かい改修、そして搭載する超小型人工衛星「TRICOM-1」(トリコム・ワン)、SS-520本体のコストの一部、その他開発や打ち上げにかかるコストなどが、この4億円で賄われているという。
ロケットの全長は9.54m、直径は0.52mで、さらに打ち上げ能力3kgということも合わせて、これまでに打ち上げられたあらゆるロケットの中で、機体の大きさも打ち上げ能力も最も小さいロケットになってている。
そのため打ち上げが成功すれば「世界最小の人工衛星打ち上げロケット」になる。
打ち上げ能力は、地表からの高度が最も低いところで180km、
最も高いところで約1500kmの楕円を描いてまわる軌道に、
3kgの人工衛星を投入することができる。
◆世界的にブームの超小型衛星
3kgの衛星というと、非常に小さいと思われるかもしれない。実際、搭載される人工衛星TRICOM-1(3kg)の写真を見てもわかるように、手のひらで十分持てるほどの大きさしかない。
こうした超小型衛星は、電子部品の小型化や高性能化、低コスト化などを背景に、ここ10年ほどでブームになっている。
あまり大掛かりなことはできないものの、たとえば地球の撮影やデータの送受信などはでき、また新しい部品の試験なども可能なことから、十分立派な人工衛星として活用することができる。
さらに小型で安価であることなどから、高校生や高専生、大学生でも開発しやすく、教育的価値も高い。
さらに同じ衛星を何十機、何百機と飛ばすことで、地球を覆うようにして観測網や通信網を作り上げることもできるため、商業利用も可能で、すでに海外ではビジネスも始まっている。
また米国などでは、この手の超小型衛星の打ち上げに特化した小型ロケットの開発もさかんになっている。
たとえ衛星を安価に造れても、ロケットの値段が高ければ打ち上げることは難しい。
その解決策として、メインとなる大型衛星に相乗りし、空いたスペースや余っている打ち上げ能力を使って打ち上げてもらうという方法もあるが、それだと打ち上げ時期や、衛星が飛ぶ軌道を自由に選ぶことができない。
もし超小型衛星の打ち上げに特化した、安価な小型ロケットが登場すれば、超小型衛星を使った宇宙利用はさらに広がることになるだろう。
◆あくまで実験、されど実験
ただ、SS-520については、開発したJAXAも、また製造を担当しているIHIエアロスペースも、これを使って今後も人工衛星を打ち上げ続けるということは考えていないという。
まずJAXAにとっては、これはあくまで実験であり、SS-520を使って人工衛星を打ち上げられるロケットを開発できるかどうか、そして実際に打ち上げできるかどうかを試すのが第一である、ということがある。
そして能力上、高度180km x 1500km以外の軌道には打ち上げられず、またこの軌道は実用的ではない。
高度180kmというと、十分宇宙空間と呼べる場所ではあるものの、わずかに大気があるため、衛星はその空気抵抗で徐々に高度が落ち、すぐに大気圏に落ちてしまうのである。
そのためTRICOM-1もそれを念頭におき、運用期間は1か月ほどと見積もられている。
また、SS-520をベースにする限り、これ以上の改良による能力向上も望めないことから、衛星打ち上げロケットとして使い続けたり、商業化して販売したりすることは現実的ではないのだという。
計画の責任者を務めるJAXAの羽生宏人(はぶ・ひろと)さんは、
「以前から『第3段を付ければ衛星が打ち上げられる』と言われていたわけですから、研究者としてはやってみたいじゃないですか」
と、やや冗談めかして語った。
ただ、
「今回実証される技術が、今後民間企業などで活用されることを期待しています。
研究者の立場として、ぜひ(技術を)使って欲しいですね」
とも語る。
また、プロジェクトにかかわっているメンバーは若手が多く、羽生さん自身も含めて人材教育にもなりましたとも述べ、今回の開発・実験で得られた技術や経験が今後、他のロケットなどへ波及することに期待を寄せた。
とりしま・しんや●宇宙作家クラブ会員。国内外の宇宙開発に関するニュースや論考などを書いている。近著に『イーロン・マスク』(共著、洋泉社)。
』
『
サーチナニュース 2016-12-28 13:12
http://news.searchina.net/id/1626021?page=1
日本は一晩で核大国になれる!
イプシロン打ち上げ成功に強い警戒感=中国
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の固体燃料ロケット「イプシロン」2号機が20日、打ち上げに成功した。
これに対して中国は、大陸間弾道ミサイルへの転用が可能として、強い警戒感を示している。
中国メディアの今日頭条は23日、日本が固体燃料ロケット技術を掌握したことは、大陸間弾道ミサイルで核攻撃できることを意味しているとする記事を掲載し、日本は1晩で核大国になれると主張した。
記事は、イプシロンのような固体燃料ロケットは「弾道ミサイルと同じだ」と主張。
固体燃料ロケットの技術は軍事技術に応用できるとし、イプシロンの打ち上げに成功し、技術を掌握した日本は事実上、大陸間弾道ロケットを持ったも同然だと論じた。
確かに、固体燃料ロケットは液体燃料ロケットとは異なり、発射直前に燃料を充填する必要がないので発射までの時間が短く、輸送も便利だという利点がある。
そのうえ、高度な技術が求められるため、固体燃料ロケット技術を有する国はまだ少ない。
そのため弾道ミサイルへの応用を警戒するのも理解はできる。
しかし記事は、それだけではなく日本はすぐにでも核弾頭を開発できる能力もあると主張。
2014年に米国が研究用プルトニウム300キロを返還するよう日本に要求したが、日本は冷戦期間中に研究を進めており、今頃になって返却したところで、日本にはすでに6500発分の核弾頭に相当するプルトニウムを有しており、関係する研究者は7万人以上いるとも主張。
核実験は行っていないものの、その気になれば日本は核弾頭をいつでも製造できると警戒感を露わにした。
実際には、イプシロンを兵器として直ちに転用することは難しいだろう。
核兵器についても、非核三原則の観点から考えても核武装は現時点でまずありえないと言える。
しかし、記事の内容から中国は軍事転用をひどく恐れていることが見て取れ、それだけ日本の技術力を高く評価している表れとも言えるだろう。
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【資料】
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●一度は見るべき!スペースシャトルが残されたロシア格納庫廃墟?宇宙開発時代の悲しき遺物、嘘ではなく本当の廃墟【衝撃】
2016/03/15 に公開
』
【身勝手な大国・中国】
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