2016年12月4日日曜日

日本に集まる独立勢力=「五独」とは:内モンゴル自治区「クリルタイ」と呼ばれる連帯組織を結成

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中国共産党は中国建国の祖に孫文を据えている。
彼が清王朝を倒したからだ。
この孫文を支えたのが日本である。
「五独」が日本を頼るのはここに根っこがある。
中国共産党が次の清国王朝となるる可能性もある。
五独のどれかが、いまの共産党の役割を担うこともありえる。 


サーチナニュース 2016-12-19 12:12
http://news.searchina.net/id/1625461?page=1

台湾・新疆・チベット・香港・内モンゴル
・・・日本に「独立勢力」が集まっているのはなぜだ!  =中国

国土の広い多民族国家の中国政府は、様々な「独立分子」の活動に頭を悩まさせている。
それは新疆、チベット、香港、内モンゴル、そして、蔡英文政権の誕生でにわかに騒がしくなっている台湾などの独立主義者の動向だ。

中国メディア・環球時報は17日、これらの5地域の独立活動を「五独」と称したうえで、日本にはそのすべての「分子」が存在すると伝え、その理由について論じる記事を掲載した。
記事は、「五独」勢力がいずれも日本で活動を展開し、日本の一部機関から密かに援助を受けているとする香港メディアの報道を紹介。
「実際、この現象は起きてからすでに久しく、その背景は複雑だ」
とした。

そして、日本国内にチベット独立を支持する議員連盟や、新疆の独立を支援する右翼勢力が存在するほか、安倍晋三政権やその右翼勢力は台湾独立を支持する傾向にあると主張。
しかし、それを決してあからさまにすることはなく、「中国との正常な関係を阻害している」と論じている。

また、各種独立勢力が日本で勢力を蓄えている理由として、
「主に日本社会が開放的であり、組織を作ることが容易だからだ」
と説明。
「独立分子」らは当初、生き延びるために日本の地を踏み、
 地に足をつけたところで個人的な集まりを通じて組織を作り、
 合法的な認可を得て他の国内外の勢力と連絡を取るようになった
と解説した。

記事は一方で、チベットや新疆の独立活動を支援する右翼勢力は日本人の中で少数であるとした。
そして、
「われわれは『五独』と日本の一部の人間が結託していることに警戒すると同時に、
『五独』のエネルギーを高く見積もるべきではない」
と主張。
自分の事をしっかりやり、自らの力を強めることが中国にとってより重要なのだ、との見解を示している。

日本が「五独」を暗に支援しているが、決して強力なものではないから、自らの国力を高めて「五独」の活動をねじ伏せよう、という論調だが、その一方でしっかりと日本に対する批判を展開している。
中国政府や共産党が独立問題処理に向けて、国内世論をまとめるためには、「日本の一部勢力による、活動家に対する支援」が「悪と悪の結託」という意味で大切なトピックなのだろう。



2016年12月3日(土)10時00分 [2016年11月29日号掲載] 楊海英(本誌コラムニスト)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/post-6471.php

内モンゴル自治区の民主化団体が東京で連帯組織を結成した理由
<中国が四方八方に繰り出す自治の空手形。
 日本が迫られる「日中友好」と「旧宗主国の責任」の分岐点>

11月10日、中国に民主化を求める各国の団体が東京・永田町の参議院議員会館の一室に集まった。
世界各国に広がる南モンゴル(中国内モンゴル自治区)の複数の運動団体が「クリルタイ」と呼ばれる連帯組織を結成するためだ。

150人近いモンゴル人を応援しに来たのは、同胞であるモンゴル国の支援者だけではない。
香港の民主化運動「雨傘運動」の学生指導者、
 台湾の与党・民進党系の政治家や学者、
 それにチベット亡命政府と
 ウイグル人亡命組織
の代表も駆け付けた。

さらには天安門事件以降にアメリカを拠点に民主化運動を推進してきた、大陸系の「中国民主運動海外連合会議」の代表や日本の国会議員たちも参加した。

クリルタイはドイツに亡命中のショブチョード・テムチルトを議長に選出。
父祖伝来の草原が中国の開墾で砂漠化し、生活が困難に陥っていると訴えた。
また、66年以降の文化大革命運動ではジェノサイド(大量虐殺)によりモンゴル人に約40万人もの犠牲者が出たにもかかわらず、中国政府はいまだに真相究明に着手していないと不満を表明した。

クリルタイが中国内外の民主運動家から幅広い支持を得ているのには理由がある。
中国は香港をイギリスから取り戻す際に「高度の自治」を保障すると約束したが、とっくに形骸化した。
言論の自由を主張する書店主らはひそかに大陸に拉致された。

【参考記事】文革の真実を求める中国国民を黙殺する「日中友好」の呪縛

民意で選ばれた香港議会の青年議員は宣誓式で中国への帰属意思表明を拒否したために、中国政府によって議員資格が剝奪された。
自治の建前とは裏腹に、大陸流の共産党独裁政治を世界有数の自由港・香港でも確立したいのが習近平(シー・チンピン)政権の本音だ。

台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)政権も中国に大きな恐怖を感じている。
総統選で現状維持(「不統不独」)の民意が示された台湾に対して、海峡を挟んで配備された人民解放軍のミサイルがいつ島に飛んでくるかは予測不能だ。
米軍に期待できるかどうかも不透明ななか、台湾は民族を超えた民主化運動団体と一致団結して中国政府と対話を模索している。

東京に結集したモンゴル人は中国政府に対し、「真の民族自決の実現」を求めた。
自決と自治には天地の差がある。
中国共産党は21年の結党当初から、モンゴル人にもチベット人にも自決権を付与すると公言していた。
「少数民族側に独立する意思があれば、わが党はその目標が実現できるまで支持する」
との見えまで切った。
それらはすべて国民党との内戦を勝ち抜くための甘言にすぎなかった。

49年、中華人民共和国成立の数日前になって、共産党は「米帝国主義の侵略が迫っている」との口実で、自決を撤回して自治権のみを諸民族に与えると決定。
実際には諸民族が主体となる自治ですらなく、漢民族による「漢治」でしかなかった。

クリルタイが会場に東京を選んだのは、大日本帝国がかつてモンゴル人の居住地に満州国と蒙疆政権を樹立したから。
モンゴル人は旧宗主国である日本の関与を求めている。

■中国大使館の「官製抗議」

東京の麻布にある中国大使館はその動向を察知。
日本にいる中国人留学生を使って、議員会館前で抗議の声を上げさせた。
彼らが掲げた「過激な民族主義は日中友好の障害」との横断幕を見れば、中国の矛先はモンゴル人よりも日本側に向けられていることが分かる。

モンゴル語で「議会制」を意味する「クリルタイ」という言葉は古くからの歴史を持つ。
紀元前の匈奴時代から、さまざまな思想や主張を持つ部族長が草原のテント内に円座し、身分の上下を超えて平等に議論し合ってきた。
モンゴルだけでなく、アフガニスタンで各民族の有力者を集めるロヤ・ジルガ(国民大会議)もその一形態だ。

狭量な思想で他者を排除するのではなく、いつでも議論の場に加われる、開かれた会合――。
モンゴル人はそうした伝統を生かしながら、中国政府との対話を呼び掛けている。



Record china配信日時:2016年12月16日(金) 22時0分
http://www.recordchina.co.jp/a157998.html

台湾、香港、ウイグル、モンゴルの「独立派」、
いずれも日本と深い関係―香港紙

2016年12月16日、香港紙・大公報は、「中国からの独立を掲げる勢力にいずれも日本人が関わっている」と報じた。

記事によると、「世界人権デー」に当たる10日に台湾・台中で行われた台湾人権文化協会主催のイベントには、香港「本土民主前線」の黄台仰(ホアン・タイヤン)氏、香港独立を掲げる香港民族党の陳浩天(チェン・ハオティエン)氏や周浩輝(ジョウ・ハオフイ)氏がゲストとして招かれたほか、台湾、ウイグル、モンゴルの独立派と支持者も集まったという。

イベントには数百人が参加し、それぞれが独立について訴えたり議論を行ったりという。
記事はこの中で、午前9時30分から行われたデモ行進には日本人学校の代表も参加したことを紹介し、「日本の『李登輝友の会』の永山英樹氏が、2020年の東京五輪では代表団の名称を『中華台北』ではなく『台湾』にすると宣言したり、日本が香港の独立を支持する発言をした」などと伝えた。

また、記事は「独立派はいずれも日本と深い関係がある」と指摘。
参加していたウイグルやモンゴルの独立派が日本の大学を卒業し日本在住であることや、独立を訴える「モンゴル自由連盟党」が2006年に大阪で設立されたことを紹介。
前出の永山氏について「内閣情報調査室と関わりがある」とも報じている。



サーチナニュース 2016-12-21 11:12
http://news.searchina.net/id/1625648?page=1

中国で独立運動を展開する組織の背後には「日本の魔の手」があった=中国報道

 台湾や香港、モンゴル、ウイグルにはそれぞれ中国からの独立運動を展開する人やその支持者が存在しているが、中国メディアの観察者は16日付で、香港の大公報が中国からの独立運動を展開する組織の背後に「日本の魔の手」が存在していることを突き止めたと報じたことを紹介した。

 記事は、世界人権デーにあたる10日に台湾の台中市で行われた台湾人権文化協会による催しに、台湾・香港・モンゴル・ウイグルの独立運動を展開する組織の関係者やその支持者たちが参加していたことを「大公報」の記者が発見したと伝えた。

 また、ウイグル独立運動を展開する人物は日本の大学を卒業し、現在も東京に住んでいること、またモンゴル独立運動を展開する人物も東京に住んでおり、2006年に大阪でモンゴル自由連盟党を結党したこと、また台湾独立運動を展開する日本人は内閣情報調査室と関係があると思われるなどの点を突き止めたと伝えた。

 記事はさらに大公報が、香港独立運動を展開する人物と台湾独立運動を展開する日本人が「特別に意気投合し」、15分にわたる会話を交わした後、別の機会に香港独立について討論し合う約束をも交わしたと伝えた。
 さらに、中国からの独立を主張する「独立派」の団体はすべて日本と深い関係があると強調したほか、香港独立運動を展開する人物については「中国を分裂させようとする日本人や親日団体に身を寄せており、喜んでその手先になっている」と強烈に批判した。

 この記事は、中国の統治の仕方に問題があるという点を棚上げし、日本の魔の手が独立派を背後で操っていると論じることにより、中国の人びとの視線を中国政府から日本へとそらす意図があるのかもしれない。

 

毎日新聞 12/29(木) 0:42配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161229-00000003-mai-cn

<中国>車爆発、1人死亡 新疆ウイグルの共産党庁舎に突入



 【上海・林哲平】中国新疆ウイグル自治区の公式ニュースサイト「天山網」によると、28日午後4時50分(日本時間同5時50分)ごろ、自治区南部のホータン地区カラカシュ県の共産党県委員会が入る庁舎に4人が乗った車が突っ込み、爆発物が爆発した。
 1人が死亡し、3人がけがをした。国営新華社通信は車に乗っていた4人は警察に射殺されたと報じている。

 同サイトは「テロ襲撃」事件と報じているが、容疑者については詳しく伝えていない。
 イスラム教を信仰するウイグル族が多く暮らす自治区では、これまでたびたびウイグル族による警察や検問所などへの襲撃が発生。
 中国当局は「独立派によるテロ」と断定し、イスラム教徒の締め付けを強化している。







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