なぜイギリス軍が南シナ海にしゃしり出てくるのか。
イギリスというのは深慮遠謀というところがある。
そして目先の損をしても、未来的な配慮では失敗はしない。
そのイギリスが南シナ海に手を伸ばしている。
ドイツがドップリ中国にはまって身動きができなくなっているスキをついて、東アジアは渡さない、といっているような気分になってくる。
アメリカが動かないなら私が、といった気配もある。
もともとイギリスはこの地の宗主国もどきを占めていた時期がある。
インドにおけるの東インド会社の存在、1997年までの香港支配など今ではアメリカに追われてしまっているが、そこそこイギリスはこのアジアを自分の権限の及ぶ場所と認識している風がある。
このイギリスの動きは不気味である。
軍力としてはたかが知れているが、
イギリス軍が動く、というイメージ
が大きな影響力をもってくる。
アメリカ軍が中東から撤退したことで、イスラムが勢力が共通の敵を失って内ゲバ化している。
そこで発生した難民は陸続きにヨーロッパへ向かう。
これによりEUは崩壊の危機になり、イギリスは離脱の国民投票で離脱を決めた。
実際に離脱するか否かはわからないが、イギリス国民の半分はEUと組むことをよしとはしていないということが明瞭になった。
イギリスはどこへ行こうとしているか、ということになる。
この国は実にソフト資源が豊富である。
コモンウエルスという超緩い共同体をもっている。
もし、イギリスが少し強気に動けば、十分な経済体へ発展する可能性がある。
アジア・アフリカにもコモンウエルスの加盟国は多い。
もしかしたら、これらの国は深層心理の中で、少しは強いイギリスを求めているかもしれない。
今のイギリス軍の動きは潜在的にその欲求に応えているのかもしれない。
『
ロイター | 2016年 12月 2日 16:57 JST
http://jp.reuters.com/article/britain-southchinasea-fighters-idJPKBN13R0MQ
イギリス空軍、日本派遣の戦闘機を南シナ海へ
20年には空母も
英国のキム・ダロク駐米大使は1日、
日本に派遣している英空軍のタイフーン戦闘機に南シナ海上空を飛行させ、2020年に就役する空母2隻を太平洋に派遣する見通しだと述べた。
南シナ海での航行の自由を守るのが目的だという。
ワシントンで開かれたシンポジウムで明らかにした。
イベントには、日本の佐々江賢一郎駐米大使も出席した。
ダロク氏は「航海の自由を守り、航路や空路を維持するという米政府の目標を共有する」と述べた。
南シナ海や東シナ海における中国の動きをめぐって緊張が高まる中、英国は10月、自衛隊との演習に参加させるため戦闘機4機を日本に派遣していた。
』
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Record china配信日時:2016年11月27日(日) 20時30分
香港税関、台湾からシンガポールに輸送の装甲車摘発、
中国政府が圧力か
2016年11月26日、環球時報は記事「台湾からシンガポールに輸送中の装甲車を香港税関が摘発=中国外交部がコメント」を掲載した。
香港税関は、新界地区葵涌の埠頭で装甲車12両と爆発物を発見し摘発した。
当初は武器密輸が疑われたが、後に装甲車はシンガポール軍所属のものと判明した。
台湾での演習後に帰還する際、貨物船が香港を経由したものとみられる。
シンガポール政府は、弾薬などの問題ある装備は取り外されており問題はないと主張、問題解決のために香港に人員を派遣したことを明らかにしている。
一方、中国外交部は25日の定例記者会見で
「外国人による香港での貨物運び入れ運び出しは法律に準拠するべきだ。
また中国と国交のある国が台湾地区との公式交流を持つことに強く反対する。
この交流には軍事交流、協力も含まれる」
とコメントし、シンガポールを非難した。
ロイター通信によると、
台湾と長期的な軍事交流関係を築き米軍偵察機の自国駐屯を認めているシンガポールに、中国政府は不快感を抱いていたという。
今回の一件は圧力をかける絶好の機会だとして強い姿勢を打ち出したものとみられる。
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●【中国経済 最新】イギリス軍 中国をガン睨み 南シナ海を堂々と通過する航行の自由作戦決行!将来の権益確保狙いか
2016/12/03 に公開
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Record china配信日時:2016年12月11日(日) 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/a157210.html
新たな「日英同盟」?
英戦闘機が日本との共同訓練の帰途、南シナ海上空飛行
=中国は不快感表明
2016年12月10日、中国を念頭に新たな「日英同盟」?
駐米英国大使がこのほど、航空自衛隊との初の共同訓練のため日本に派遣した英空軍の戦闘機を帰途、中国が軍事拠点化を進める南シナ海上空を飛行させると発言した。
これに中国は不快感を表明。良好とされる英中関係に波紋を広げている。
ロイター通信などによると、英国のキム・ダロク駐米大使は今月初め、ワシントンで開かれたシンポジウムで、中国が広範な領有権を主張し周辺諸国と対立している南シナ海問題に言及。
「日本に派遣している英空軍のタイフーン戦闘機に南シナ海上空を飛行させる」と述べた。
ダロク大使は
「航海の自由を守り、航路や空路を維持するという米政府の目標を共有する」
と、米国が中国をけん制するため南シナ海で繰り返している「航行の自由作戦」の支持を表明。
「2020年に就役する空母2隻を太平洋に派遣する見通し」
「太平洋地域でのわれわれの役目は果たすつもりだ」
とも語ったという。
防衛省によると、共同訓練には英空軍から最新鋭主力戦闘機のタイフーン4機、ボイジャー空中給油輸送機、C17輸送機と人員約200人が参加。
青森県の空自三沢基地や周辺空域で防空戦闘訓練、対戦闘機戦闘訓練、戦術攻撃訓練を繰り広げた。
日本国内で米軍以外との共同訓練は初めてだった。
訓練期間は10月17日から11月6日まで。
駐米英国大使はいつ英戦闘機が南シナ海上空を飛行するかは明言しておらず、発言時点で既に飛行していた可能性もある。
その場合も、中国が造成した人工島上空や周辺は避けたとみられる。
駐米英国大使の発言に対し、中国外交部報道官は「全ての国は国際法に従って南シナ海を自由に航行、飛行できる」と平静を装った。
その一方で、国営新華社通信はシンポジウムに日本の佐々江賢一郎駐米大使も出席していたことから、
「日本の同志を感動させようとしたのだろう」
と皮肉っぽく前置きし、英国を非難した。
新華社は
「英国がこれまでの南シナ海問題から距離を置くという態度から外れるのなら、
日米のように『よけいなおせっかい役』をこの地域で演じ始めたという印象を与えることになる」
と指摘。
さらに
「いわゆる『航行の自由作戦』に乗り出そうとするなら、問題をより複雑化し、中英関係に重くのしかかる」
などとも警告した。
日英同盟は日清戦争で勝利した日本に対し、フランス、ドイツ、ロシアの3国が遼東半島を清国に返還することを求めた「三国干渉」などを契機に1902年(明治35年)に締結された。
特に南下政策を進めていた帝政ロシアに対抗するのが狙いで、その後の日露戦争では日本の戦費調達などに貢献した。
日英共同訓練については、中国共産党中央委員会機関誌・人民日報の電子版も「日本の胸算用は?」と報道。
「軍事専門家の見解によると、日本は近年一貫して現役戦闘機の世代交代によって海洋紛争での空中抑止力を高めようとしてきた」
などと関心を示していた。
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●【中国経済 最新】中国を念頭に日本とイギリス急接近!海洋覇権をめぐり「米日英同盟」を模索か
2016/12/11 に公開
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●【中国経済 最新】中国を念頭に日本とイギリス急接近!海洋覇権をめぐり「米日英同盟」を模索か
2016/12/11 に公開
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