2016年12月17日土曜日

中国環境汚染(4):大気汚染に打つ手ナシ!GDPを上げる政策以外はやるな!

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 大気汚染に対して中国政府は何もしないようである。
 腐敗摘発運動が底流にあるため行政府としては何もできない、といった状態になる。
 「よかれ」と思って何かやればそれにからむ金銭の流れでお縄になる可能性がある。
 何もしないことがベターになる。
 アドバルーンを高くかかげて、声高に環境対策を発し、しかしお金は動かさないというのがベストになる。
 今はただ時期が悪いのだ、と納得することが優先する、動いてはダメ。
 悪化する大気を見ているしかない。
 汚染された空気の下で、汚染された政治の下で、いかに身を守るかである。
 もうこの大気汚染に打つ手はなくなっている。

 中国スモッグがメデイアに登場したのは2012年の暮。
 この年、中国各地では反日デモが荒れ狂い、メデイアはその報道に奔走した。
 このまま年を年を越すのかと思ったら、12月に入って北京にスモッグが発生した。
 中国人はこのスモッグなるものが何なのか、経験のないもので分からなかったようであった。
 メデイアはこれまでの「中国よいとこ未来は輝く」といった「中国ヨイショ」の報道態度が劇的に変換した。
 スモッグだけでなく、これまで報じられなかった地下水汚染、大地汚染、海水汚染、農作物の危険性、薬害汚染と中国のありとあらゆる環境汚染を報じ始めた。
 急転直下の変貌であった。
 論調は「汚染地獄に沈降する中国」になってしまった。
 これまではそのような報道をすると記者パスを取り上げられて強制送還になる可能性があった。
 しかし、それがこのスモッグの発生によって吹っ飛んでしまったのだ。
 拘束を解かれたメデイアは書きに書きまくった
 反日報道は影を潜め、環境汚染大国中国を報道することがメデイアの使命にまでなった。
 そしてあれから、4年たった。
 だがしかし、今の大気汚染をみるだけでも、公害対策はなにもされず今日に至っていることがわかる。
 特に今年は厳しく度を越した極悪状態にまで陥っている。
 おそらく今後も子供だましの小手先対策で終わり年を経るごとに最悪という記録を更新し続けていくことになるだろう。
 習近平の恐怖政治のなかでは、やることもできずに縮こまっているしか道がなくなっている。
 中国国土の「1/7」が大気汚染の下に沈んでいるという。
 中国は日本の20倍以上の広さがある。
 昔の四日市市といったものとの比較にはならない。
 打つ手はなくなっているとみていい。
 中国は静かに沈んでいく
というのが、あらゆる面での中国の様相である。
 国土の「1/7」が1/6へ、1/5へと進む可能性が高い。


ロイター 2016年 12月 16日 19:13 JST
http://jp.reuters.com/article/china-pollution-idJPKBN1450TT

中国の大気汚染、
北部23都市で最高レベルの「赤色警報」発令へ

[北京 16日 ロイター] - 中国の環境保護省は16日、秋以降で「最悪の」大気汚染が北部で予想されるとして、最高レベルの「赤色警報」を出すよう北部の23都市に要請した。
 国営英字紙チャイナ・デイリーが同日、伝えた。

 北京当局は15日に赤色警報を発令し、21日まで続く見通しだと述べた。
 同紙によると、山東省済南市を含む9都市が、1レベル下の「オレンジ警報」を出すよう指示されたという。

 赤色警報は、大気汚染指数(AQI)の1日の予想平均値が終日500を上回るとみられる場合、2日続けて300を超えるとみられる場合、および4日間200を上回るとみられる場合に発令される。

 初の「赤色警報」は昨年12月に北京で発令され、学校の休校や建設作業の中止などの影響が出た。



Record china配信日時:2016年12月17日(土) 22時40分
http://www.recordchina.co.jp/a158117.html

北京市のスモッグ写真が衝撃的すぎる!―中国



   2016年12月17日、京華時報によると、16日午後に北京で撮影されたスモッグの写真が話題になっている。

 同日、北京市では最も危険なレベルを示す「赤色警報」が発令された。
 同紙が掲載した写真では、青い空とスモッグの境目がくっきりと見て取れる。
 ネットユーザーからは、
 「こんな絶景が見られる悲哀」
 「北京人の生命力はハンパないな」
 「青空は常にあるんだ。ただ、私たちからは見えないだけ」
 「この角度から見ると、掃除機で吸いたくなるね」
といったコメントが寄せられている。



Record china配信日時:2016年12月18日(日) 11時20分
http://www.recordchina.co.jp/a158129.html

大気汚染、北京など22都市で最高レベル「赤色警報」発令―中国



 2016年12月16日、中国の環境保護部によると、深刻な大気汚染が予想されるとして、
 北京市、天津市、河北省石家荘市、山西省太原市、山東省徳州市、河南省鄭州市など22都市が最高レベルの「赤色警報」を、
 河南省平頂山市、山西省呂梁市、山東省済南市など18都市が1レベル下の「オレンジ警報」を
発令した。
 中国新聞網が伝えた。

 16日夜の時点で、河北省の石家荘市、唐山市、保定市、山西省臨汾市などでPM2.5(微小粒子状物質)濃度が6段階のうち最も深刻な6級「厳重汚染」に達した。



Record china配信日時:2016年12月19日(月) 17時0分
http://www.recordchina.co.jp/a158152.html

最強の大気汚染が襲来、
赤色警報発令で工場1200カ所が操業停止・減産に―北京市


●17日、最強の大気汚染が北京に襲来し、乗用車の使用制限やたき火禁止などさまざまな対策が打ち出されている。写真は天安門。

2016年12月17日、RFI中国語版サイトによると、大気汚染が北京に襲来し、乗用車の使用制限やたき火禁止などさまざまな対策が打ち出されている。

中国北部に“最強”の大気汚染が襲来している。北京を含む20都市以上で大気汚染赤色警報が発令された。大気質指数(AQI)が最悪値である500以上を記録した時に発令されるもので、住民には外出を避けるよう勧告が出されたほか、乗用車の使用制限、露店営業やたき火の禁止、学校の休校などが義務付けられた。また、北京市周辺では石油プラント、冶金工場、セメント工場、火力発電所、インスタントラーメン工場など1200カ所の工場に操業停止、減産が命じられている。

北京市当局は対策によってPM2.5濃度は20%以上削減されたと発表しているが、数十メートル先ですらもやにかかったようにぼやけて見える状況では、本当に汚染が削減されたのか実感できないのが実情だ。この深刻な大気汚染は21日まで続くと予測されている。




TBS系(JNN) 12/19(月) 19:57配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161219-00000137-jnn-int
北京で今年初の「赤色警報」 大気汚染深刻



Record china配信日時:2016年12月20日(火) 11時40分
http://www.recordchina.co.jp/a158262.html

中国・石家荘、
PM2.5がWHO基準の100倍超―仏メディア



  2016年12月19日、中国北部の各都市が深刻な大気汚染に見舞われる中、河北省石家荘市では、微小粒子状物質PM2.5の値が一時、世界保健機関(WHO)が定める環境基準値の100倍を超える1立方メートル当たり1015マイクログラムに達した。
 仏RFIの中国語ニュースサイトが伝えた。

 同市ではPM10の値も一時、1立方メートル当たり1132マイクログラムに達している。
 中国の気象当局は、汚染は19日夜から20日にかけてピークを迎え、一部地域でPM2.5の値が1立方メートル当たり500マイクログラムを超えるとしている。





Record china配信日時:2016年12月21日(水) 15時30分
http://www.recordchina.co.jp/a157124.html

国土の「7分の1」で最悪の大気汚染
1000マイクログラム超えの記録的PM2.5―中国

 2016年12月20日、中国新聞網によると、中国の国土の7分の1が大気汚染に覆われている。
 19日早朝から中国北部の大気汚染は最も深刻な状況を記録している。
 汚染面積は142万平方キロメートル、すなわち中国の国土の7分の1という広範囲に達した。
 河北省石家庄市ではPM2.5濃度は1立方メートルあたり1000マイクログラムという異常な値を記録している。

 北京など23都市では大気汚染赤色警報を発令、乗用車の使用制限など対策を導入しているが、いまだに汚染が改善する兆しは見えない。
 北京ではマイカーが使えないことから路線バスは大混雑となっており、臨時便を増発するなど対策に追われている。



中央日報日本語版 12/21(水) 16:51配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161221-00000026-cnippou-kr

信号も見えない…最悪のスモッグに中国人がパニック

「高校3年だが、学校に行けず心配だ」。
 20日、北京の亮馬橋で会った王悦含さん(18)は5日間続いた「赤色」スモッグが入試にまで影響を及ぼすと言ってため息をついた。
 毎年繰り返されるスモッグに北京市民の徐成龍さん(27)は自暴自棄の状態だ。
 「むしろよかった。スモッグ都市の北京を広く知らせることができる」。

 北京朝陽区のショッピングモール「藍色港湾」のカウンター店員ワン・チェンさんは「週末からマスクとミネラルウォーターがよく売れ、一部の機能性マスクは売り切れた」と語った。
 19日夜から部屋の中の空気清浄器は激しく稼働している。
 空気質量指数(AQI)が300を超えると赤いランプがつき、ファンの速度が速くなる。
 北京気象台は20日、一部の地域の可視距離が50メートル未満とし、「黄色霧注意報」まで発令した。
 16日に発令されたスモッグ「赤色警報」と重なり、北京のスモッグは最悪となった。

 北京都心の国貿は乗用車奇数偶数制度で車が大幅に減ったが、交差点の信号がよく見えず車は徐行していた。
 小中高校と幼稚園が休校となり、一部の学校ではインターネット講義を行った。
 北京第2中学の数学教師の魯智虎さんは19日、誰もいない教室のカメラの前でインターネット遠隔授業をした。
 学校側は約4000人がインターネット授業を受講したと明らかにした。

 災難性スモッグのため、空気の質指数が最悪を更新する「暴表(新記録)」が続出した。
 中国人が使用する空気の質測定アプリのPM2.5最大数値はほとんど500だ。
 20日午前に634の観測都市のうち河北省石家荘市など13都市でPM2.5数値が500マイクログラム/立方メートルを超えた。
 前日、石家荘市の世紀公園観測所のPM2.5数値は1015マイクログラムとなった。
 この数値は世界保健機関(WHO)基準値の40倍を超える。
 住民らは「人間浄化機に転落した感じ」と語った。

 スモッグ脱出行列も続いた。
 航空券を販売するオンラインサイトでは20日、北京からスモッグを避けて南部の休養地に向かう航空便が16日の「赤色警報」発令前に比べて3倍以上増えたと伝えた。
 三亜・大里・厦門行きの航空便はファーストクラスの一部を除いてすべて売れた。
 あるオンライン旅行会社は
 毎年スモッグを避けて海外を訪問する中国人観光客(遊客)を「15万人」
と推算した。

 交通にも支障が生じた。
 20日未明、北京首都空港は霧とスモッグのため航空便169便がキャンセルとなった。
 北京-昆明高速道路と第6都市循環高速道路は通行止めとなった。
 中国新聞網はスモッグ「赤色警報」発令地域が19日、17省・市の71都市、142万2000平方キロメートル(韓半島の6.4倍)に拡大したと伝えた。
 馬学款・中央気象台首席予報官は「22日に北側から冷たい空気が南下し、今回のスモッグは消える」と予報した。

 中国発スモッグは韓半島(朝鮮半島)にはほとんど影響を与えない見込みだ。
 北京で大気が停滞し、スモッグが広がらないうえ、中国発スモッグを韓半島に流入させる西風は吹かないと予想されるからだ。
 環境部国立環境科学院のシン・ドンホ予報官は「北京では現在、風がほとんどないか、弱い東風が吹いていて、スモッグが韓半島に流入する可能性は低い」とし「21日に韓半島では全国的に雨が降った後、北風が吹くと予想されるため、中国のスモッグの影響で粒子状物質が表れる確率は非常に低い」と伝えた。



Record china配信日時:2016年12月22日(木) 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/a158473.html

北京の外国人、
新鮮な空気のためなら遠出も惜しまず、
片道2時間「万里の長城」外側へ―独メディア

2016年12月20日、独国際放送ドイチェ・ヴェレの中国語ニュースサイトは、深刻な大気汚染が続く北京で、外国人たちは新鮮な空気を求めて、市内から車で片道2時間以上もかかる「万里の長城」の外側まで出かけることも惜しまないと伝えた。

北京では16日夜から大気汚染の最も深刻な「赤色警報」が発令され、微小粒子状物質PM2.5の濃度は1立方メートルあたり400マイクログラム前後の状態が続いている。北京空港では視界が一時、300メートルを下回り、欠航する便が相次いだ。

北京在住の外国人の中には、新鮮な空気を求めて遠出する人もいる。ドイツメディア向けに記事を執筆しているある記者は「ドイツから旅客機で北京へ来れば気付くはずだ。長城と山脈の外側の視界は良好だ。だがスモッグの中に入ると何も見えなくなってしまう」と話す。大気汚染が週末と重なれば、新鮮な空気を求めて車を2時間走らせる。だがこの方法は週末にしか使えないため、平日はなるべく室内から出ないようにし、マスクをつけるしか対策はないという。



Record china配信日時:2016年12月22日(木) 18時10分
http://www.recordchina.co.jp/a158559.html

国土の5分の1がスモッグ!
深刻な大気汚染に、
衝撃的な警告動画
=中国ネットは「こうなる前に中国人は滅亡」



 2016年12月21日、環球時報が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に掲載した動画が衝撃的だと話題になっている。

 動画は「あなたがスモッグを変えなければ、スモッグがあなたを変える」と訴えるもの。
 中国人の日常生活の様子を描写しているが、子どもから大人まで全員、鼻毛が異常に長い。街中には鼻毛用シャンプーのポスターが貼られ、鼻毛専門の美容室も。
 人々は鼻毛をさまざまな形に整えたり、色を染めてオシャレを楽しんだりしている。

 この動画に、ネットユーザーからは
 「怖すぎる」
 「意味はわかるけど気持ち悪い」
 「鼻水が出たらどうする?」
 「けんかする時は鼻毛を引っ張り合うようになるのか」
 「100年後は鼻毛がオシャレになってるかも?」 
 「20XX年には『鼻毛コンテスト』が開かれるんじゃない」
 「環球時報も政府を批判するのか」
 「(政府は)『スモッグに厳粛に対応する』んじゃなかったの?」
 「こうなる前に病気になって中国人は滅亡しちゃうよ」
といったコメントが寄せられている。

 中国ではこのところ、各地で大気汚染が深刻になり、最悪レベルの「赤色警報」も発令されている。
 環境保護部は21日、スモッグの面積が一時、国土の5分の1に迫ったと発表した。



Record china配信日時:2016年12月26日(月) 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/a158786.html

北京市の大気汚染対策費は3年間で6000億円以上!

 2016年12月25日、中国メディアの新華社が、北京市の大気汚染対策に3年間で360億6000万元(約6000億円)を費やし、一定の効果が表れたとする記事を掲載した。

  記事によれば、北京市は大気汚染対策に14年から16年までの間に360億6000万元を投入。
 その結果、16年のPM2.5の平均濃度はある程度減少し、大気の改善が見られたという。
 そして、大気が基準値に達した日が増加し、16年の優良日は184日になったと伝えた。

 本当だったら?北京の空はもっとクリーンになっていたかも。



【身勝手な大国・中国】



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