_
中国では土地の所有権が認められていない。
国から最長70年で借りるだけ。
とすれば、土地や建物に対する思い入れが希薄になる。
思い入れがないと文化は生まれない。
造られたものは半世紀ほどで崩壊あるいは解体され、作り変えられる。
よって、不動産を財産として堅牢に造るという思想は生まれない。
長いスパンで考えれば、これは造っては壊し、造っては壊しのサイクルになる。
その分、経済は自動的に回転していく。
文化は生まれないが拝金思想は生まれる。
堅牢に造れば、その分経済は停滞する。
メンテナンスをして長く使うということは、中国的経済の原則にはそぐわない。
造っては壊し、造っては壊すことがどうしても必要になる。
『
サーチナニュース 2016-12-28 22:12
http://news.searchina.net/id/1626078?page=1
日本に比べて「中国のマンションの経年劣化」が異常に速い理由=中国報道
経済発展に伴い、中国各地で高層マンションが建設されたが、日本のマンションに比べて中国のマンションは年数経過による建物の劣化が速いようにも見える。
こうした違いは一体どのような要因によって生じているのだろうか。
中国メディアの新浪はこのほど、築25年の中国のマンションと、築60年の日本のマンションを比較する写真を掲載し、中国のマンションの劣化が日本に比べて異常に速い理由について考察している。
記事が掲載した写真を見てみると、築25年という中国のマンションはすでに外壁が黒く変色しており、窓に設置されている柵も錆びて茶色くなっているのがよく分かる。
中国では築25年の建物とはこのようなものではあるが、日本の基準で見れば「築50年」と言われても納得できる劣化ぶりだ。
一方、記事が掲載した築60年の日本のマンションは高度経済成長期あたりに建てられたと見られる大規模な団地のような建物だが、壁は白く、定期的に修繕が行われているのが良く分かる。
とても築50年には見えない建物だ。
建物の劣化は定期的に修繕を行えばある程度は防ぐことができるが、日本と中国のマンションの「経年劣化」の程度にこれだけの差が生じる要因は他に何があるだろうか。
記事は
★.中国では「土地」の扱い方が日本と大きく異なり、
所有権を手にすることはできず、40年から70年までの「使用権」を購入するだけ
であることを指摘。
そのため、
★.建築士は土地の使用期限を超える耐用年数の建築物は設計しない
と指摘し、
★.マンションディベロッパーも同様に土地の使用期限を超える建築物は建設しない
のだと伝え、
★.「中国の建築物の寿命は技術ではなく、政策によって決められている
ようなものだ」
と伝えている。
』
0 件のコメント:
コメントを投稿